いまさらながらカメラ撮影について考える

今度ソニーのサイバーショットを買おうと思っている。静止画と動画を撮れるカメラだ。オレはここ３０年カメラや交換レンズやカメラアクセサリーなどのカメラ関連のものは買っていない。最近まで旅先やその他で古い一眼レフのデジタルカメラやコンパクトデジタルビデオカメラを使用していた。新製品をその都度買うほどカメラにのめりこんでいるわけではない。写真や動画を撮るのはユーチューブにアップしブログに貼付けるだけのたんなる自己満足行為にすぎない。でも最近自己満足や趣味でもいいのでまだまだ撮りたいと思い、DSC-RX10M4を買う事にした。今回のコロナの１０万円にプラスしてニコンの２００mmの望遠レンズを下取りにだして買う事にした。

ところでオレはなぜ写真やビデオを撮っているのだろう。いままで旅に出て写真を撮り、若い頃海に潜って水中写真を撮ってきた。オレは自分自身の撮った写真の出来がいいと思ったことは一度もないし、写真やビデオを撮るのが上手いと思ったことも一度もない。オレはカメラやビデオの機能やすべての設定を理解して撮ったことはない。一定のカメラの操作を理解して後は自分の感覚で撮っていた。どうせカメラの機能や設定をうまくやってもいい写真や動画が撮れるとは思わなかった。しかし今回ひさしぶりに新しいカメラを買うにあたり、新たになぜ写真や動画を撮るのか？どんな写真や動画を撮るのか考えてみたいと思う。また新しいカメラの機能や操作を理解して撮ったほうがいい写真が撮れるのではないかと思うようになった。

やはりオレは人間を撮ることにした。自分にとって興味ぶかい雰囲気がある一般社会のなかにいる人間。特殊な職業の人間でなく。
オレは海外を旅した後、あの時あの人物の写真を撮っておけばよかったと思い出す人々が複数いる。なぜかその時その人物に魅了され、この人物はどういう人間なんだろうと考え、写真を撮ることなど忘れてしまって撮りそこねた人間をときどき思い出す。写真を撮る時は度胸がいるし、ちゃんと了解をとって撮らなければならない事は知っている。それにはコミニケーション能力、警戒されない自分をつくっていかなければならない。または瞬時の判断力、これらがないとオレの思うような人間は撮れないと思う。いままで撮れなかった理由は度胸のなさと瞬時の判断ができなかったからだと思う。
東南アジアや南アジアでは写真を撮ってくれとせがまれることがあるからその点ではアジアに旅して撮る方がいいかもしれない。

じっさい試し撮りをしてみた。街を歩いている人物を離れたところから撮るのはむずかしい。相手に気づかれずに撮るのがむずかしいし、動いている人物を撮るのもむずかしい。しかし遠くから動いている人間を瞬時に判断して撮るしかないと思う。いちいち了解などとっていられない。まあオレは女子学生のスカートのなかを撮るつもりはないので盗撮にはあたらないと思うけどやはり撮られたと気づいた相手は不快だと思う。抗議を受けたら謝って削除するしかないだろう。